1. 謝恩会は誰のためにするの?謝恩会開催の意味と運営のコツ
謝恩会はお世話になった先生に感謝する会
謝恩会と似たイメージの言葉に「卒業パーティー」がありますが、これら2つの意味は大きく異なります。卒業を記念して開く卒業パーティーの主役は卒業生ですが、謝恩会の主役は先生です。
保育園、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学などで、園児や児童、生徒、学生とその保護者からお世話になった先生や職員に感謝の思いを伝える場として開催されます。
感謝の気持ちを示す方法はさまざまありますが、卒業生が歌やダンスを披露したり、卒業生と先生が一緒にゲームをしたりするといった内容が多数です。サプライズとして、先生に花束を贈呈したり、感謝の気持ちを込めた手紙を朗読したりするのもよいでしょう。
運営メンバーは保護者や学生
謝恩会の主催メンバーは、あくまで卒業する子どもたちです。ただし、保育園や幼稚園、小学校など、子どもが小さい場合は、保護者が代わりに運営することが一般的です。
中学生以上になれば、保護者はサポートに徹し、子どもたちの自主性を重んじるとよいでしょう。
つらくならない運営のコツ
「謝恩会=積極的に関わりたくない、運営が大変そう」といったイメージを抱いている方もいるかもしれません。しかし、あらかじめ運営のコツを理解しておけば、そのハードルも大きく下げられるでしょう。
謝恩会で起こる問題点、運営を辛いと感じる点としては、以下のようなものが挙げられます。
- 断る人が多く、運営メンバーが決まらない
- 運営メンバー内で意見がまとまらない
- 歌や出し物のクオリティを求め過ぎて、練習時間が増える
- 前年度の出し物が高度で盛り上がったため、今年度への期待値が高過ぎる
- 運営メンバー以外の人の協力が得られない
- 諸事情により参加できなかった人に対しての陰口がある
ただし、これらの問題点は、謝恩会の運営方針を決める段階でクリアできる内容がほとんどです。メンバー内で求められる役割を把握し、各役割に適した人を当てはめるとよいでしょう。
リーダー
保育園や幼稚園の謝恩会の場合は、経験者が適任です。上の子どもが卒園生の人に依頼すると、謝恩会の経験があるため、物事がスムーズに進みやすくなります。 人物像としては、積極的な行動力のほか、客観的な判断力や他のメンバーとの協調性がある人が好ましいでしょう。全体の進捗状況を確認し、遅れている部分を手伝うなどのサポート能力も大切です。
副リーダー
リーダーをサポートしながら、他のメンバーとの仲介役となる立場です。リーダー同様、客観的な判断力や協調性が必要になります。
企画、進行
出し物の企画や当日の進行まで、幅広い対応が求められる役です。積極的にアイデアを出し、時間管理・調整が得意な人が最適でしょう。謝恩会全体に携わる立場のため、コミュニケーション能力も求められます。 また、独断で決めるのではなく、周囲のメンバーとの協調性も必要です。
製作
招待状や名札、入場ゲート、会場のディスプレイ、謝恩会で上映するムービー、出し物の衣装などを製作する担当です。手先が器用な人や、パソコン、DIYが得意な人(または、配偶者や家族に得意な人がいる)に依頼すると、クオリティがさらに高まるでしょう。
会計(予算管理)
会計の場合、参加費と必要経費のバランスを考えることが主な役割です。参加費が高額になると、参加者が減りますが、節約しすぎると会自体が寂しいものになってしまいます。そのため、必要・不要を客観的に判断できる力が大切になるでしょう。
運営メンバーならではのメリット
参加者の立場で内容に異議を申し立てることは難しいものですが、運営メンバーになれば謝恩会の内容を決めることができます。練習や準備を含め、楽しい謝恩会づくりに貢献できます。
また、先生からも感謝される、思い出ができる、運営メンバー同士の絆が深まるといったメリットもあります。
適切な運営メンバーを選び、準備負担が少ない出し物を選ぶことで、謝恩会に対するハードルを下げることが可能です。
謝恩会を貸切会場で開催する方法も!
多くは、学校の教室や体育館などの施設を借りて行いますが、学校近くの飲食店やホテルの宴会場、レンタルスペースなどを利用して行う方法もあります。謝恩会では、出し物を行う際に大きな音が出る場合があるので、学校の外で行う場合は、貸切会場がおすすめです。会場によっては、飲食の手配ほか、映像を映し出すプロジェクターやスクリーン、マイク、ステージ台など、さまざまな備品の貸し出しがある施設もあるので、運営の手間を省くことができます。
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